職場で変わる介護職の魅力

｢きつい、汚い、給料が安い｣という3Kのイメージから介護職は敬遠されやすい仕事です。しかし実は他の仕事では感じられない、様々な魅力もあります。

介護職といっても色々な種類があるのですが、例えば訪問介護なら直接高齢者の家へ訪問し、掃除や洗濯、料理などの家事とともに、入浴や排泄の介助なども行います。もちろん仕事自体は重労働を伴うこともありますが、訪問している間は1人の高齢者とゆっくり時間をかけてコミュニケーションを取ることができます。集団の中で介助するのとは違って一人ひとりの要望に応えられ、生活習慣や意向を尊重することができるため、高齢者からも感謝されやすいです。人の役に立っているという感覚がダイレクトに感じられ、仕事に対してやりがいも持てます。また仕事をしている中で、料理の方法や昔からの生活の知恵を教わることもあるでしょう。高齢者に対してサービスを提供しているだけではなく、実は高齢者から与えられるものも多い仕事なのです。

またデイサービスでは高齢者の脳や体を動かすべく、様々なレクリエーションを行います。もちろん個人によって好みがあり、楽しんでくれる高齢者がいる一方、あまり乗り気ではない高齢者もいるでしょう。皆が楽しめる催しを提案するのは難しいですが、自分が提案した遊びで盛り上がれば、何とも言えない達成感を味わえます。高齢者の顔がどんどん明るくなっていく姿を見るのは、介護士にとっても嬉しい瞬間です。さらにデイサービス自体が高齢者を盛り上げようという環境であるため、職場の雰囲気も明るめ。ノルマや人との競争で悩む事もなく、自分のペースで仕事をしていくことができるのも魅力の1つです。